千歳市埋蔵文化財センター(粥川治センター長)は、21日に構内で体験学習などを行う「縄文まつり」を開いた。縄文土器作りや火起こし体験などが行われ、市民らが縄文時代の生活文化に理解を深めた。
縄文時代の食事とされているどんぐりを使った「縄文クッキー」作りは、食用どんぐり粉を使用。小麦粉や蜂蜜、水と混ぜてフライパンで焼き上げた。甘い匂いが室内に漂うと子供たちは「おいしそう」と試食を心待ちにしていた。
また、滑石や琥珀(こはく)を使った勾玉(まがたま)作りでは、参加者たちは真剣な表情で何度も紙やすりで形を整えていた。千歳末広小4年の長内優大君は「勾玉をいっぱい作ってコレクションにしたい」と喜んでいた。