トラック輸送の繁忙期を迎え、白老町の運送事業者による交通事故防止総決起大会が20日、町中央公民館で開かれ、関係者が事故防止への決意を新たにした。
室蘭地区トラック協会苫小牧支部が主催し、白老貨物運送事業社協議会が共催。同協議会加盟14社の代表者ら関係者約80人が集まった。
同支部の支部長で同協議会会長の鈴木勝大会長があいさつで「気持ちに余裕を持ってハンドルを握り、事故の犠牲者や加害者を出さないように取り組もう」と訴え、来賓の戸田安彦町長や苫小牧署の境貢交通官も今後の活動に期待を寄せた。
年末にかけた輸送繁忙期に加え、日没も早まる季節を迎え、交通事故の多発が懸念されている。大会では▽子どもと高齢者を事故から守る思いやり運転▽夕暮れ時と夜間の交差点での安全確認▽車間距離の確保・スピードの出し過ぎなど無謀運転の防止―などを重点にした事故防止の大会決議を行った。
大会に先立ち、同協議会の創立40周年を記念した白老町への寄付で、鈴木会長が「まちづくりに役立ててほしい」と戸田町長に10万円を手渡した。