厚真中学校は20、21の両日、台風15号の被害で停電が続く千葉県を支援しようと、教職員や学校祭で同校を訪れた町民から義援金と応援メッセージを募った。生徒たちが「次は厚真から千葉へ勇気と希望を!」と書いた募金箱を持って支援を呼び掛けた。
昨年9月に発生した胆振東部地震で学校のグラウンドが地割れなどで使えなくなるなど大きな被害があった中、全国各地からメッセージや千羽鶴など多くの励ましを受けた同校。「今度は自分たちがお返しをしたい」と生徒会のメンバーが中心となって企画し、教職員やクラスメートに協力してもらったほか、21日の学校祭で来校者に善意を募った。
集まった義援金は、千葉県災害対策本部に全額寄付する。寺坂俊星君(14)=3年=は「この1年間、いろんなことをしていただいたので、支援のバトンタッチをしていきたい。共に復興に向けて日々前進していけたら」と話していた。