苫小牧港・東港の周文埠頭で6日、サビキでサバが上がっていた。型は小さめながら数がそこそこ出ていた。カンパチも釣れる日があるとの情報を得た。
サバを釣っていたのは、苫小牧市内の男女2人組。磯ざおに小型スピニングリールを装着。市販のサビキ仕掛けを使用した。水中にサビキを入れてしばらくするとグングンと当たる。抜き上げるとピチピチと跳ねるサバが掛かっている。海面に目を凝らすと、時々サバの群れが泳いでいるのが見えた。サバは群れで回遊しているので、条件が良ければ連続ヒットする。2人は午前10時から午後2時まで釣り続け15センチ前後のサバが25匹の釣果だった。男性は「型は小さくても釣れれば楽しい。獲物は空揚げにして食べる」と語った。
付近では、ベテランの男性がカンパチを狙ってルアー釣りをしていた。ルアーボックスには3~10グラムのジグがびっしりと入っていた。ルアーを沖に目掛けて投げて着水後、さお先を細かく振りながらリールを巻いて魚を誘っていた。男性は「きょうは釣れなかったけど、今シーズンは20~35センチのカンパチを20匹上げた」と教えてくれた。カンパチは引きの強い魚。腕に覚えがある人は狙ってみるのがいいだろう。(澁)