安平 商店街に復興の光 思い込めたランタン2000個

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  • 2019年9月17日
ぬくもりと幻想的な空間を創出したエントランス内
ぬくもりと幻想的な空間を創出したエントランス内
紙袋のランタンに明かりをともして商店街を彩った
紙袋のランタンに明かりをともして商店街を彩った

  町に希望の光を―。安平町追分の商店街に14日夜、LED(発光ダイオード)をともした紙袋のランタンがずらりと並び、追分の夜に幻想的な光景が広がった。

   昨年9月に発生した胆振東部地震で大きな被害を受け、活気が失われつつある町を元気にしようと、あびら観光協会や安平町復興ボランティアセンターのメンバーらでつくる「あびら復興加速実行委員会」が町に明かりをともす「マチ灯りプロジェクト」と銘打って開催。町内外の人たちにさまざまな思いや絵を描いてもらったランタンおよそ2000個を用意した。

   商店街には「がんばれ安平町」「復興」「絆」といった文字やアニメのキャラクターを描いた紙袋ランタンを設置。町内外から訪れた人たちが「きれい」と目を丸くするなど存分に楽しんだ。また、同センターで11月開設を目指している町民集いの場「ENTRANCE(エントランス)」では、紙袋ランタンと風船やレースなどの装飾と合わせた演出で来場者に温もりと癒やしの空間を届けた。

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