あつまどりを使用し、炭火で丁寧に 苫小牧 鳥しげ とり串

  • ニュース, 当店のいっぴん
  • 2019年9月16日
あつまどり使用の「とり串」
あつまどり使用の「とり串」
趣のあるカウンター。テーブルや小上がり席もある
趣のあるカウンター。テーブルや小上がり席もある

 1996年に苫小牧市内で創業した当時から不動の人気を誇るとり串(3本、税抜き350円)が、言わずもがなの看板メニュー。「こんなにジューシーで軟らかい肉はない」と創業者の重本政道さん(68)がほれ込んだ、厚真町内の養鶏場で育った「あつまどり」を使用しているのが特徴だ。

 あらかじめ十分に火をおこした備長炭の上で、「中はふわっと、外はぱりっと」なるのを見極めながら丁寧に焼いていくのは、店を切り盛りする妻・信子さん(65)。出来たての1串を頬張れば、口いっぱいにうま味が広がる。

 幸い、昨秋の胆振東部地震で養鶏場に大きな被害はなく、現在も新鮮なあつまどりを提供している。とり皮(税抜き300円)、とりレバー(同350円)、締めのとり雑炊(同550円)なども魅力のメニュー。串物のお供に適した飲料も豊富にそろえている。

 一条通沿いに店を構え、四半世紀がたとうとしている。周りには串物はもちろん、魚介類などもそろえる大衆居酒屋が増えた。それでもきょうまで専門店として愛されてきたのは「ここの焼き鳥が好きと言って来店してくれる、たくさんのお客さんのおかげ」と信子さんは感謝する。串物の持ち帰りも可能。変わらぬ味を、ぜひ味わってほしい。

 苫小牧市大町1の4の13一条パレスビル1階。営業時間は午後5時から不定時。日曜定休。電話0144(32)8338。

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