あびら観光協会や安平町復興ボランティアセンターのメンバーらでつくる「あびら復興加速実行委員会」は14日、同町追分地区で「復興への絆~マチに灯りがともる1日~」を実施する。地元企業や追分商店街とタイアップし、商店街に明かりをともす「マチ灯りプロジェクト」を行うほか、昨年9月の胆振東部地震の影響で中止になった「職場対抗カラオケ大会」を2年ぶりに復活させる。地域に希望の光と活気をつくり出すことで町の復興につなげる。
震災発生から1年がたち、地域や職場、家族の絆を深める機会になれば―との思いで企画した復興イベント。マチ灯りプロジェクトは、紙袋ランタンを空き店舗などに設置し、光によるにぎわいを演出する試み。実行メンバーや町内外から訪れた人たちがさまざまな思いを書き込んだ2000個の紙袋にLED(発光ダイオード)をともして町のにぎわいを創出する。
2年ぶり開催となる職場対抗カラオケ大会は、追分八幡神社で毎年恒例となっていた行事。昨年は震災により中止となり、今年も震災の影響が残っていることから、追分ふれあいセンターいぶきに会場を移して開かれる。
当日は午後3時からカラオケ大会がスタート。ランタンは同6~8時の時間帯で明かりをつける。