北陸銀行奨学助成財団は10日、厚真中学校に電子黒板一式(25万円相当)を寄贈した。同日、北陸銀行苫小牧支店の北川公之支店長が来校し、一式を贈呈した。
同財団が1963年の設立から継続して行っている教育環境整備、教育諸活動への助成事業。これまで富山、石川、福井の北陸3県と道内の中学、高校計2046校に対し、総額約4億8000万円となる教育備品を寄贈している。今年度は中学、高校の20校がそれぞれ希望する教材の寄贈を受けており、道内では厚真中と苫小牧ウトナイ中の胆振2校が贈呈の対象となった。
寄贈セレモニーで北川支店長は「地域にも貢献していきたいと思っている。厚真中において(電子黒板を)有効活用し、教育の一助にしていただければ」と期待。同校にある電子黒板は1台増えて、これで3台となったことから阿部隆之校長は「全クラス一斉に使えるようになる。有効に活用したい」と謝辞を述べていた。
この後、北川支店長が3年生を対象に家計について考えてもらう出前授業も行った。