オペラ体験セミナー 小学生270人参加 浦河

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  • 2019年9月11日
ステージ上で川島さん(中央)と歌う児童たち

  浦河町教育委員会主催の今年度児童生徒芸術鑑賞事業「オペラ体験セミナー」がこのほど、町総合文化会館で開かれた。

  児童生徒に対し優れた芸術鑑賞を通じて、文化的水準の向上を目的とする事業で、小学4~6年生約270人が参加した。

  講師は道内外で活躍する川島沙耶さん(ソプラノ)、今野博之さん(バリトン)、森山綾乃さん(ピアノ)の3人。

  セミナーでは、オペラの歴史や文化などの説明の後、ミニコンサートを開催。「オー・ソレ・ミオ」「パパパの二重唱」、歌劇カルメンより「闘牛士の歌」となじみのある曲を披露。「フニクリフニクラ」では、歌詞の2番を「鬼のパンツ」の替え歌で歌い会場の雰囲気を和らげた。

  発声講座では、参加者が歌う時の口の開け方や発声の仕方などのワンポイントアドバイスを受け、「となりのトトロ」でおなじみの「さんぽ」の合唱では、会場が一体となった。その後のコーナーでは、「喉が痛くならないか」「どうしてオペラを始めたのか」などを川島さんたちに質問した。

  アンコールでは、2020年応援ソング「パプリカ」を再び全員で合唱して盛り上がり、参加者はオペラの魅力を知る体験をした。参加した浦河小4年の川村南実さん(10)は「今まではポップスしか聞いたことがなかったけど、オペラなどクラシックの曲も良かった。また聞きたい」をうれしそうに話した。

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