安平町の早来神社秋季例大祭が7、8の両日、同神社境内で2年ぶりに行われた。本祭の8日には、恒例の子供みこしが早来地区に繰り出したほか、人気を集める奉納子供相撲大会が行われ、地域の子供たちの力の入った取り組みに笑顔が広がった。
子供相撲は、ピーク時に100人を超える子供たちが参加した同例大祭の一大イベント。同神社が主催、苫小牧民報社が協賛。幼児と小中学生合わせた約70人が出場し、小学生は男女混合で行う学年別のトーナメント、幼児と中学生はエキシビションを展開した。取り組みは元気に動き回る子や果敢に相手にぶつかり、攻めに徹する子、慎重に間合いを取る子など戦い方はさまざま。駆け付けた友達や家族、地域の住民から「頑張れ!」と声援が飛び交い、豪快な投げ技や押し倒しが決まると、「おお!」と歓声も沸いた。
子供相撲の前に行われた子供みこしには幼児と小学生、およそ100人に加え、住民、保護者らが参加。法被姿の子供たちがみこしを担いで「わっしょい!」と元気いっぱいの声を張り上げ、町内を練り歩いた。
同例大祭は例年7、8日に実施しているが、昨年は前日の9月6日に胆振東部地震が発生し、神社の屋根が崩落するなど大きな被害を受けたため中止に。町民や業者の協力などで被害を受けた社殿が修復され、2年ぶりに開催された。
子供相撲大会の上位は次の通り。(敬称略)
▽小学1年(出場10人) (1)秋田(2)苗加(3)岡崎▽同2年(同4人) (1)藤沢(2)小泉(3)鈴木▽同3年(同10人) (1)畠山(2)城畑(3)高橋▽同4年(同9人) (1)上田(2)平沼(3)野村▽同5年(同15人) (1)日田(2)丸本(3)秋田▽同6年(同9人) (1)鍋城(2)佐藤(3)高橋