日高管内高校創生フォーラムがこのほど、新ひだか町総合町民センターはまなすで開かれた。管内7高校の生徒や教員が自校の良さや特徴をアピールし、子どもの自己肯定感を高める特別講演もあった。
主催は進学による中学生の管外流出に危機感を持つ新ひだか町と新冠町、えりも町の若手経済人の有志による「教育創生プロジェクト」(橋本勝司代表)。前年度に続く第2弾のフォーラムは「地元の高校のことを知っていますか」をテーマに開催し、町内外から約80人が参加した。
生徒や教員らが手作りしたスライドや動画で、管内全7高校の授業の特色や部活動、各種行事などを説明。「少人数ならではの丁寧な授業」(平取高)、「町立なので、3年生の海外研修や資格試験で助成を受けている」(えりも高)などとアピールした。
講演は、キャリアアドバイザーの青山夕香さん(札幌在住)。小さいころは自分に自信がなく悩んだ時期もあったが、ミスさっぽろやミス日本北海道地区代表などを経験し「人生が一変」。その後もライターやラジオキャスター、大学非常勤講師など「自分でやりたいこと、自分にしかできないことを探したい」と自己肯定する考え方、行動の大切さを強調した。