むかわ町の宮戸小学校(村上圭介校長)で6日、全校児童18人を対象とした防災教室が開かれた。胆振東部地震1年を契機に防災意識を高めようと、総合的な学習の時間を活用。防災教室は町危機対策グループの大塚治樹参事(51)を講師に招き、講話を通じて命を守る行動などを学んだ。
大塚さんは講話の中で、町内で想定される災害について河川氾濫や地震、津波、突風があることを紹介。写真を使いながら「災害時は命を守ることが何よりも大切」と呼び掛けたほか、地震発生時の対応について「揺れが終わるまで動かないで」と注意点を説明した。
児童はこのほか、家のミニチュア模型を使って住宅内の危険な場所を確認したほか、避難時に必要な備品について意見を出し合った。
2年生の藤本そら君(7)は「とっても勉強になった。地震が起きた時などにしっかり役立てたい」と話した。