サケのふるさと千歳水族館の中水槽でカラフトマスとシロザケの展示が始まった。大きな魚体が悠然と泳ぎ回る迫力満点の姿に入館者が「大きい」「すごいね」と感嘆の声を上げている。
8月30日にオホーツク海側の常呂川で捕獲したカラフトマスの雄70匹を北見管内さけ・ます増殖事業協会から譲り受けた。31日はインディアン水車で捕獲したシロザケ40匹(雌10匹、雄30匹)が仲間入りした。
カラフトマスは体長50~60センチ。大きく盛り上がった背中と曲がった鼻、べっ甲色にヒョウ柄が交じった尾びれが特徴。体色がうっすらと赤みがかった婚姻色。シロザケは60~70センチで赤と紫の婚姻色を帯びる。
サケは身もイクラも大好物という愛知県稲沢市の会社員若子圭司さん(63)は「生きているサケやマスを見るのは初めて。迫力がありますね」と見入っていた。
展示はカラフトマスが今月下旬まで、シロザケは12月中旬まで。