実りの秋を迎えた恵庭市穂栄の余湖農園でこのほど、収穫体験イベント「第1回余湖フェス」が行われた。恵庭や札幌、日高から9組22人が参加。畑でタマネギ拾いレースに汗を流し、昼食は「農園バーベキュー」を満喫した。
札幌と近郊のスーパーに野菜を出荷する余湖農園がファンの拡大を目的に野菜作りの環境を知ってもらおうと初めて企画した。開会式で余湖智社長は「きょうは、おいしい思い出と楽しい思い出をいっぱい持ち帰ってください」とあいさつした。
畑に移動した参加者は2~3人ずつの組ごとに1時間でタマネギが入るコンテナ(20キロ)の数を競う「チーム対抗タマネギ拾いレース」に挑んだ。収穫のペースが速くコンテナが不足し、軽トラックが畑と集荷場を何度も往復する場面も見られた。
札幌市白石区東橋小4年の岩船こなさん(10)と同清田区北野平小4年の佐藤優宇くん(9)は「(タマネギの)収穫は大変だけど、楽しい」「カレーライスやハンバーグに入れて食べたい」と笑顔で話した。
1位から3位の入賞者は余湖農園の野菜セットを獲得。昼食には、恵庭産ジンギスカンやホルモン、畑で取れた小松菜やカブ、トウモロコシを入れた農園バーベキューやトマト大福、ソフトクリームなどを堪能。全員が参加賞の袋詰め放題のタマネギを持ち帰った。