千歳アイヌ協会 民族の伝統儀式

  • ニュース, 千歳・恵庭
  • 2019年9月4日

 千歳アイヌ協会(中村吉雄会長)は1日、秋に遡上(そじょう)した新しいサケを迎える伝統儀式「アシリチェプノミ」を千歳川の長沼用水取水口=千歳市蘭越=で行った。アイヌの若手伝承者が伝統漁具のマレク(自在もり)で捕まえたサケをいろりに供え、神に感謝の気持ちと祈りをささげた。

 千歳川とつながる水路にはサケが放たれ、若手協会員2人がチプ(丸木舟)に乗り、サケを狙った。先端にかぎを付けたマレクの一突きで捕獲したサケは、身をくねらせ、勢いよく水しぶきを上げた。舟に引き揚げて頭をたたき、魂を神の国に返した後、儀礼会場に設けられたいろり端で火の神「アペフチカムイ」に供えた。

 儀式には加藤忠北海道アイヌ協会理事長をはじめ、関係者や来賓、観覧者など約160人が参加。イナウ(御幣)を飾る祭壇が設けられ会場で、祭司を務める千歳アイヌ文化伝承保存会の石辺勝行会長がサケの心臓や切り取った魚肉、トノト(お神酒)を火にささげ、祈りを唱えた。無病息災を感謝し、これからの無事とサケの豊漁を祈願した。

 先祖供養の儀式「イチャルパ」も執り行った。同保存会と登別アイヌ協会古式舞踊フンペの会が古式舞踊を披露した。

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