地震と津波を想定した白老町防災訓練が8月31日、町内全域で行われ、町民ら約1300人が災害に備えて避難訓練などに臨んだ。
「防災の日」(9月1日)に合わせて町が主催。青森県東方沖で巨大地震が発生し、白老町で震度6弱を観測、沿岸に大津波警報が発令された―との想定で実施した。
防災行政無線や消防サイレン、エリアメールで全町民に訓練開始を伝えた後、各町内会の住民が高台方向などへ避難。萩野小学校では地元町内会などが避難所開設訓練を行い、体育館に被災者用の段ボールベッドを設置するなど開設手順を確認した。
同小駐車場で住民や町職員が土のうを作ったり、学校給食施設の町食育防災センターから避難所へ食事を運び込んだりする訓練も展開。台風や地震など国内で自然災害が多発する中、参加者らは防災・減災への意識を高めた。