学習まんが

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2019年8月30日

 書店で「学習まんが」と手書きされたかわいらしいポップ広告を目にした。「漫画で学ぶ~」という本かなと思ったが、少し違う。自慢にはならないが、60代半ばの今も漫画が大好き。早速、3冊買って読んでみた。

 最初は「ドクターストーン」。人間が突然、石になる謎の現象が起きた。3700年後、高校生の千空が目覚めると世界はまるで原始時代。千空は持てる知識のすべてを駆使して人類が200万年かけて作り上げた文明をゼロから築くことを決意する。次に目覚めた友人で体力自慢の大樹が相棒だ。

 2冊目は3軒目の本屋で見つけた「はたらく細胞」。登場する赤血球や白血球、血小板などは、宅配のお姉さん、白い制服のお兄さん、子どもたちに擬人化されていて、肺炎球菌は敵役らしく怪物のような姿。体の中で何が起きているのか。細胞の数だけ仕事がある。専門的なのに分かりやすい。

 最後は「ペリリュー―楽園のゲルニカ」。ペリリューを調べるとパラオ共和国の小さな島の名前だった。太平洋戦争末期の1944年9月15日~11月27日、飛行場をめぐり、太平洋の美しい島は戦場になった。日本軍の守備隊約1万人、対する米軍は約4万人。日本軍の徹底抗戦が漫画家志望の若い兵士を主人公に描かれている。

 学習まんが―。歴史や偉人の伝記だけではない。ジャンルは広がり、面白さも増している。読んだ3冊、続きが気になる。(松)

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