フライでニジマス61センチ  釧路川支流 ズンと重たい手応え 本紙取材班

  • 釣り
  • 2019年8月29日

  本紙取材班は12日、釧路管内を流れる釧路川支流のB川に遠征し、ニジマス61センチをフライフィッシングで釣り上げた。魚は強烈な引きを見せたが何とかキャッチに成功。大きな魚体に大満足の釣行となった。

   B川の岸辺でポイントを探して歩いていると、ザアザアと激しい水音が聞こえてきた。岸辺の草むらをかき分けて近づくと、川岸に消波ブロックが沈んだ絶好の釣り場を発見。キャスティングの準備にかかる。道具は、ロッドがカプラス・パバーヌ8フィート3インチ5/6番、リールが英国ハーディー社のパーフェクト3・1/8インチ、ラインはWF5番フローティング、リーダー3Xでティペットなし、フライは水に沈むウエットフライのダンケルド。

   ポイントの上流に立って、斜め下流側に毛針を流すダウンクロスの手法で臨む。水が白く泡立って深みに流れ込むここぞというポイントに毛針を投入。その1投目、毛針が水面に沈んでしばらくするとズンと重たい手応えを感じた。すかさず合わせを入れると強烈な引き。魚は水中で暴れ回り、下流の倒木の下に逃げ込もうとする。

   リールは逆転して糸がドンドンと繰り出される。「これはまずい」とリールを巻いて魚を引き寄せる。苦労して何とか魚を岸の近くまで誘導したが、魚体があまりにも大きく持参したネットには入りそうもない。最後は、右手に持っていたロッドのコルクグリップを口でがっしりとかんで保持し、フリーになった両手で魚を抱きかかえるようにして岸に放り投げた。

   釣り上げたのは61センチのニジマス。鼻先がとがっているのでたぶん雄なのだろう。体の側面に走る赤いラインが美しい。成長途中で傷ついたのか尾びれの上部が欠けているのが少し残念ではあったが、自己最長のニジマスを釣り上げて感動した。(澁)

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