ラグビーのワールドカップ日本大会開幕が来月下旬に近づく中、千歳市内で初めてとなる小中学生対象の「ちとせラグビースクール」が開校する。千歳ラグビーフットボール連盟(佐藤雅敏理事長)は9月25日までメンバーを募集。ラグビーを通して、子供たちの心身の成長をサポートする。
ラグビースクールの開校は元航空自衛官の佐藤理事長が長年構想してきた。6年前に定年退官後、設立に向けて活動。航空自衛隊千歳基地ラグビー部のメンバーにも声を掛けて準備を進め、今年4、5月には4回の体験会を開催。今夏には2回のラグビー教室を行うなど、開校に向けて下地をつくってきた。
教室には16人が参加し、キック、コンタクトバック、ラインアウトなどのプレーを体験。参加者は大喜びだった。
来月はラグビーワールドカップの試合が札幌でも行われる。佐藤理事長はラグビーに臨む上で大切な精神として、仲間にボールをつなぐために自分が犠牲になる「犠牲心」を挙げ、「ラグビーを続けると心の成長につながる。仲間との信頼、相手選手への尊敬のある子供になってほしい」と期待する。
指導者は自衛隊OBやラグビー経験のある市民が担う。チームとして軌道に乗った際は、全道大会への出場も視野に入れている。
開校式は9月29日午前10時から青葉公園ラグビー場で開催。同日は同連盟のラグビーフェスタのため、子供たちは社会人チームの試合を見学し、近くのピクニック広場でバーベキューを楽しむ。
スクールの対象は未就学児から中学生まで。練習初日は10月5日。毎週土曜日の午前10時から2時間で会場は遺跡公園=市内清流=か市内学校の体育館を予定している。
問い合わせ、申し込みは佐藤さん 携帯電話090(9757)9283。ショートメール可。電話は午後5時以降、土日祝日は終日受け付ける。