2月17日から全国一斉に始まる確定申告に向けて苫小牧税務署は29日、スマートフォンによるオンライン申告「スマホで確定申告」をアピールしようと、レッドイーグルス北海道(REH)の佐々木一正選手と柴田嗣斗選手の模擬体験公開をネピアアイスアリーナ(市若草町)で行った。
2024年分所得税などの確定申告受け付けに先立つ啓発事業の一環で、今年初めてREHが協力した。「スマホで確定申告」は、オンライン国税電子申告・納税システムe―Tax(イータックス)による申告。スマホなどから確定申告書等作成コーナーにアクセスし、画面の案内に沿って収入や控除などを入力して送信すれば完了する。いつでもどこでも簡単に手続きでき、同署も普及に力を入れている。
佐々木選手と柴田選手は、ふるさと納税をしている想定で模擬体験。それぞれスマホを手に操作し、実際に申告書を作成して送った。報酬額や源泉徴収額、必要経費など申告書作成に入力する金額などは、体験用にあらかじめ用意していたこともあり、かかった時間は10~15分だった。
佐々木選手は「確定申告は『よく分からない』『難しいんじゃないか』と思う人も多いと思うが、案内通りに打つだけで簡単」と強調。選手は個人事業主の立場とあって「3年ほど前からパソコンで申告作業していたが、スマホも使ってみたい」と話していた。
柴田選手も「隙間時間にも申告できる」と便利さを実感した様子。これまで申告作業は知人に依頼していたというが、「数字とか案内通りにすればできると分かった。自分で今度やってみようかなと思う」と笑顔を見せた。