白老町大町の私設画廊「ブリューギャラリー」で2月16日まで、十勝管内池田町を拠点に活動する美術家冨山太一さん(38)の個展が開かれている。キューバをテーマにしたコラージュ約40点を展示。森づくりにも取り組む冨山さんは昨年、自伐型林業を学びに白老を訪れ、同ギャラリーを知ったという。 2007年11月にキューバを旅した際、拾ったり購入したりした本や写真、チラシなどの印刷物を複製、拡大、縮小し、並べ、貼り合わせたコラージュを並べた。文字や雑踏の一部を切り貼りして模様のようにしたものなど、抽象と具象のはざまにある作品が多い。 旅先で自身のカメラが故障したことから、記録や記憶、「見る」という行為自体と向き合い、作品制作を続けている。「白老はきっかけがつながる街」と語る。 2月1、2、15、16日は本人が在廊する予定。午前11時~午後5時、月~水曜休み。