白老町内の社会福祉法人や福祉団体の合同新年会が26日、町中央公民館で開かれた。約170人が出席して地域福祉に貢献する決意を新たにし、施設で働く20歳の若者3人と勤続20年の4人を祝福した。 主催は社会福祉法人ホープの多機能型事業所フロンティアとグループホームほのぼの荘、しらおい障がい者と手をつなぐ会、母子通園「エミナ」親の会。 ほのぼの荘施設長の森哲也さんは主催者代表あいさつで、昨年12月に開かれた「しらおいスポーツフェス」に入居者らと参加したことを紹介。「年齢や障害の有無によらずスポーツを通して交流できた。共生社会実現に重要なのは交流。この場もその一助になれば」と述べた。 来賓の大塩英男町長は石破茂首相が24日の施政方針演説で掲げた「楽しい日本」に触れ、「皆さんと連携して楽しい福祉の地域づくりをしていきたい」と語った。 20歳を迎えたのはフロンティアの中島花楓さん、矢野喜聖さん、加藤萌衣さんの3人。勤続20年の表彰者は同じく小関利一さん、片山大基さん、髙部立太さん、近藤渉さんの4人で、それぞれ記念品が贈られた。乾杯の後、苫小牧近郊で活動する音楽ボランティア「アンダンテ」による演奏などで盛り上がった。