現代社会では、人々のつながりが希薄化し、孤立感を抱える人が増えていると言われています。
そんな中、地域における「居場所」とは一体何か。コミュニティースペースは単なる集会所ではありません。そこには、世代や立場を超えた人が自然に集まり、それぞれが自分らしく過ごせる時間が流れています。例えば、子どもたちが放課後に安心して遊べる場所として。高齢者が日常の会話を楽しむサロンとして。また、地域の課題解決に向けたアイデアが生まれる場としても機能します。
こうした居場所は、行政主導だけではなく、地域住民やNPO、企業が協力し合いながらつくられることが多いです。コミュニティースペース「ENTRANCE(エントランス)」は一般社団法人で運営しています。誰もが気軽に立ち寄れ、誰もが受け入れられる空間。そんな場が地域にあるだけで、人は「1人ではない」と感じることができるのではないかと感じています。
しかしながら、維持するための課題は多岐にわたります。それでも、「ここに来れば誰かがいる」「ここに来れば安心できる」と思える場所があることは、地域の力そのもの。地域に根差した居場所づくりは、人と人とのつながりを育む大切な取り組みです。僕ら一人ひとりが少しずつ関わることで、温かく、持続可能なコミュニティーが広がっていくと思っています。今年もリニューアルされた「エントランス」をどうぞよろしくお願いします。
また、先日までこのゆのみを執筆しておりました東條に代わり、本日から私、台が執筆させていただきます。東條の文章を楽しみにしてくださっていた方々には非常に申し訳ないのですが、負けじと安平愛、エントランス愛を伝えるコラムをお届けできたらと思っていますので、何とぞよろしくお願い致します!
(エントランス施設長・安平)