日ごろの業務など提言 消防職員意見発表大会 道南地区

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  • 2025年1月25日
入賞した小林さん、平賀さん、岩浪さん(左から)

  第42回道南地区協議会消防職員意見発表大会が23日、苫小牧市消防本部で開かれた。胆振日高の9消防本部から消防職員9人が出場し、日ごろの消防業務による提言などを発表。最優秀賞は日高中部消防組合消防本部消防副士長の平賀匠さん(31)が受賞した。

   全国消防長会北海道支部道南地区協議会が主催。出場者は関係者ら約70人が見守る中、業務で感じた課題や提言を制限時間5分以内で発表した。

   平賀さんの発表テーマは「消防操法訓練大会を経験し」。同訓練大会に指導員として参加し、隊員への指導や訓練を通じ、操法に向き合う自身の心境が変化したことを語った。

   大会前は消防、救助機器の操法訓練にマイナスイメージを持っていたが、先輩の一言で操法は心技体の備わった本物の消防団員の育成につながると確信し、隊員と訓練に励んだことを伝えた。「操法の重要性と魅力を十分に理解し、うまく消防団員へ伝えることができれば、最も消防団活動の魅力が詰まっているコンテンツとなる」と力強く主張した。

   優秀賞は、日高東部消防組合消防本部の消防副士長小林裕也さん(29)、努力賞は日高西部消防組合消防本部の消防副士長岩浪貴さん(32)が受賞した。

   平賀さんと小林さんは道南地区代表として、4月に札幌で開かれる全道大会に臨む。

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