白老町の竹浦小学校(千葉康弘校長)は21、23両日、町と包括連携協定を結ぶ札幌市の総合型地域スポーツクラブ「サフィルヴァ」のスポーツトレーナー深見悠太さん(25)を講師に迎えた体育授業支援を全校児童22人に行った。
同校は28~31日に全校児童の跳び箱授業を予定しており、冬休み明けの体幹トレーニングやけが防止などを目的に開いた。
体を使いこなすメニューとして、アザラシやクモなどをまねて手だけで歩いたり、両手を付いて腹を空に向けて歩いたりした。両足のくるぶし同士をくっつけたまま跳ねるなど、立つ、歩く、走る動きを意識した体操に取り組んだ。
町民に運動・スポーツ習慣を定着させる目的で町が2023年度から進める「元気まちしらおい100年健康プロジェクト」の一環。同校は2学期に3回ほどサフィルヴァによる授業支援を受け、3学期は支援を本格させたい考え。
深見さんは、「少人数のため(竹浦小に)部活動がない中、自分がどんなスポーツに向いているのか子どもたち自身が発見できるきっかけをつくりたい」と意気込み、千葉校長は「今後も続け、体力検査などで結果が出れば」と話した。授業を受けた5年生の岡田陽与さん(11)は「跳び箱は8段飛びたい。難しい動きもあったけど、楽しかった」と振り返った。