「水辺感謝の日」 ごみ拾いも 東港・一本防波堤 開放記念釣り大会

  • 釣り
  • 2024年10月24日
一般の部で優勝した上村さん
一般の部で優勝した上村さん
少年の部で優勝した西潟さん
少年の部で優勝した西潟さん
「水辺感謝の日」一斉清掃の参加者
「水辺感謝の日」一斉清掃の参加者

  日本釣振興会北海道地区支部は20日、苫小牧港・東港の有料釣り施設・一本防波堤で「第3回一本防波堤開放記念釣り大会」を開いた。併せて同会が推進する「水辺感謝の日」(10月第3日曜日)の全国一斉清掃も行い、ボランティアや釣りに関わる人たちが施設周辺のごみを拾った。

   釣り大会は、施設を運営する苫小牧港釣り文化振興協会が後援した。札幌や苫小牧などから一般の部に35人、少年(高校生以下)の部に7人が参加した。

   競技は釣魚の大きさで競う「1匹身長制」。秋に産卵期で大物が期待できるカジカ、アブラコのほか、ソイ類、マツカワカレイ、クロガシラガレイなどの平物、フクラギ、カンパチなどの青物が対象だ。

   釣り場の海は、前日に降ったまとまった雨の影響で濁りが残る状況。魚の反応は全般に渋く、参加者は苦戦を強いられた。ワームや餌釣りで根魚、メタルジグやミノーで青物、投げ釣りでカレイ類など、それぞれ得意の釣り方や釣法を駆使して大物を狙っていた。

   一本防波堤の今季の営業は27日が最終日となる。

   入賞者は次の通り(敬称略、記録はセンチ)。

   ▽一般の部 (1)上村範彦(札幌)トウベツカジカ48・5(2)小林政則(苫小牧)同43・5(3)泉直樹(札幌)アブラコ40・9(4)板谷涉吾(恵庭)マツカワ40・8(5)安達佑朔(札幌)トウベツカジカ37・2

   ▽少年の部 (1)西潟悠人(札幌)カジカ44・0(2)三好巧真(同)カジカ43・0(3)髙橋駿輔(同)クロソイ37・9(4)石井慈司(同)アブラコ34・4(5)石井悟司(同)ガヤ21・0

   ▽特別賞 対馬康貴(札幌)ギンポ45・0、長谷川貴志(苫小牧)アカハラ38・4

     ◇    ◇

   「水辺感謝の日」に合わせた海岸清掃には、トヨタ自動車北海道のボランティア部と家族70人をはじめ、アイビックグループ65人、釣り具メーカーや苫小牧市内の釣り具店など、合わせて170人が参加。約1時間にわたって一帯の弁天地区の浜辺や防波堤際などのごみを拾い集めた。

   ごみは飲料や食材の容器などキャンプとみられるポイ捨て物や不法投棄となる家電品、タイヤのほか、海外の物とおぼしき漂着物も。ごみ量は約1・6トンに上り、苫小牧市環境衛生部が一括回収して処分した。(写真はいずれも主催者提供)

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