さて、前回は苫小牧市の海の駅ぷらっと港市場を退職し、勇払マリーナに勤務となったところまでお伝えしました。新たな社会貢献ができるチャンスをいただき、また、楽しい毎日を過ごすことができると感じて張り切って入社しました。
マリーナの素晴らしい景観に感激し、このような施設の中で企画の仕事をさせてもらえることに感謝しました。利用客が高齢化によって減少しており、これを増加させることが社長から与えられたミッションです。
そうはいっても最初は業務の習得から始まります。この年になって玉掛け・フォークリフトの資格を取りに行きました。もともといわゆるどんくさい私は、若い人たちに交じって講習・実習を受け、資格を取ることに結構苦労しました。講師の言葉を記憶できず、実習してもすぐ頭が真っ白になります。しかし、何とか取得することができました。
次は現場での仕事です。上架・下架といって、陸上から海上に船を下したり、海上から陸上に船を上げたりする作業をするのですが、これを連続して行うと結構きつく、息切れがしてきます。しかし、釣果のあった利用者さまなどが、にこにこして帰ってくると、 この疲れは吹き飛びます。社会貢献とまでは言えないかもしれませんが、喜んでいるお客さまを見ると楽しくなり、やりがいを感じるのです。
昨年7月にぷらっと港市場を退職し、ここでお世話になるようになる12月まで空白の期間があったのですが、私はやはり「ライスワークではなくてライフワーク」であると感じました。
(ベルポート北海道勇払マリーナ事業部所長・苫小牧)