町追分公民館で行われたイベントで演奏するここぺりーなさん(右) 安平町追分地区の女性農業者を中心としたグループ「のらぼー」は8日、手作り雑貨や飲食物を販売するイベント「第13回農家とわたしの手しごと屋 のらぼー」を町追分公民館で開いた。キッチンカーを含め25店による販売や、コンサートを催し、女性を中心に大勢が来場してにぎわった。
手工芸作家に、作品の販売を通じて、より良い制作を目指してもらう年1回の行事。のらぼーは「野良」と「野望」を掛け合わせた造語。
今回は同館のロビーやホールにブースを設置し、布や毛糸で作られた小物を販売。寄せ木のアクセサリー作り、ハンドトリートメントといった日常を豊かにする体験ブースも設け、来場者を楽しませた。
苫小牧市在住のラブフルート&二胡奏者ここぺりーなさんのコンサートも開き、来場者は約40分間、優しい音色で奏でられるオリジナル楽曲に聞き入っていた。イベント「のらぼー」への出演が2回目となったここぺりーなさんは「安平町は心優しい方が多い町。こちらが勇気をもらうことができた」と笑顔を見せた。
町内から来場した主婦、福田玲子さん(78)は「コンサートが素晴らしかった。出店者も町内の方が多く、町の活性化につながってほしい」と期待。のらぼーの谷口麻弥代表は「今回は今までより規模を広げ、一日中いても楽しめる内容にした。今後もイベントを続けたい」と話した。