金沢市在住のアーティスト氷見房子さん(25)は20日、白老町虎杖浜の観音寺で、即興ダンスやピアノ演奏などのライブパフォーマンスを行った。胆振管内の自治体に芸術家を招き、滞在しながら創作活動をしてもらう「ゐ(い)ぶりのアーティスト・イン・レジデンス(ゐぶりのAIR)」の一環で、一般社団法人シラオイプロジェクツ(山岸奈津子代表)が招請した。
氷見さんは、自身が描いたパステル画やペン画をちりばめた会場で、ピアノやフルートを演奏したり、創作ダンスを披露。来場した町民ら15人は大きな拍手を贈った。21、22両日は同寺でパステル画、ペン画計約50点の展示も行い、23日まで滞在する。
氷見さんは「白老の印象をダンスや音楽、絵画など自分ができる全ての手法で表現した。また機会があれば白老で表現を続けたい」と語り、山岸さんは「アーティストの活動を通じて地域の新しいつながりをつくっていきたい」と話した。
同じく、ゐぶりのAIRに参加する茨城県在住で木版画家の田中彰さん(36)は11月17日まで、町大町のブリューギャラリーで個展を開催した後、登別市で創作活動に入るという。