軽舞遺跡調査整理事務所で脱穀体験を行う児童 厚真町教育委員会は12日、上厚真小学校(清水京子校長)の3年生13人の課外授業に合わせ、町軽舞遺跡調査整理事務所で「子どもと巡る昔の道具見学会」を開いた。児童たちは保護者や地域住民に見守られながら、家庭や学校で昔使われていた道具に触れ、コメの脱穀体験も行った。
児童たちは、同事務所の学芸員から説明を受けた後、建物内に展示している木造古民家の一部やレコードプレーヤー、ダイヤル式電話機などに触れた。脱穀体験では、千歯こきや足踏み式脱穀機、唐箕(とうみ)を使って稲穂からもみを選別するまでを一人ずつ経験し、機械化前の農作業の大変さを実感した。参加した松辻悠叶(はると)君(9)は「事務所内の2層式洗濯機が印象的だった」と話した。
14日は厚真中央小学校(森晶子校長)の3年生が同事務所を訪れる。