サッカーJ1町田ゼルビアは15日、SNS上で選手や監督らが誹謗(ひぼう)中傷を受けたとして、名誉毀損(きそん)容疑などで複数の投稿者を東京地検に刑事告訴し、受理されたと明らかにした。
記者会見した代理人弁護士によると、選手や監督らについて「存在が粗大ごみ」「ヤクザ」などと投稿されており、誹謗中傷と思われる書き込みは1日1000件を超える日もあるという。町田ゼルビアは6日、誹謗中傷に関する情報提供窓口を設置した。
一部のSNS投稿については、投稿者を特定しており、今回は特に悪質なケースについて告訴。追加の告訴や発信者情報の開示請求も検討しているという。
藤田晋社長は15日、クラブのホームページで「町田ならたたいてもいい、あるいはたたかれる側に問題があると思い込んでいる人たちの行動は、完全に度が過ぎている。誹謗中傷に断固たる姿勢で対処する」とのコメントを発表した。