白老町は11日、町総合保健福祉センターで町地域見守りネットワーク全体会議を開いた。警察や高齢者クラブ、民生委員、福祉関係者ら加盟98団体から約100人が集まり、町の報告を聞いた。
同ネットワークは、子どもや障害者、高齢者が地域で安心して暮らせるよう関係機関や福祉施設、事業所などで構成。地域全体で見守り活動を行う。大塩英男町長は「近所付き合いや周囲の助け合いは、子どもたちに伝えていかなければならない大事な精神。相手に寄り添った見守りをしていきたい」と協力を求めた。
全体会議は3年ぶりに対面で開催され、町の担当者が改めて同ネットワークの概要を説明。道内の行方不明者の届け出は昨年437人と「2012年の統計開始から3倍に達した」と報告した。町内はゼロだったが、過去5年間に2件あり、「玄関前に新聞や郵便物がたまっているなどの異変に気付いたら町へ連絡してほしい。また緊急時には通報を」と呼び掛けた。