むかわ町とむかわ地域商社「M Dino(エムディノ)」は10日、穂別町民センターで終活セミナーを開いた。参加した地域住民は、終活カウンセラー協会(東京)の認定終活講師、荒盛一さん(65)から終活の意義やエンディングノートの書き方などを学んだ。
荒さんは、終活は人生の終わりを考えることで、自分を見詰め直し、今をより良く自分らしく生きる活動と説明。エンディングノートについて、自分の経歴や家族へのメッセージ、医療介護の希望などを書く項目があることを伝え、記入によって「自分のこれからの人生をどう生きるかを考え、家族が困らないよう自分の終末期の考えを伝えることにつながる」と紹介した。
注意点として「遺言書ではないので法的効力はない。誰にも伝えないと捨てられてしまう可能性もあるので、必ず誰かに書いたことを話すように」とアドバイスした。