将来展望

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2024年10月10日

 「遠い北極、なぜ観測?」「厳冬、豪雨、大気汚染…温暖化の『カナリア』」の見出しで7日付本紙に時事通信の配信記事が載った。海洋研究開発機構、北大や東大の研究者4人に取材していて、海氷減少と気圧配置の関係性やシベリアの森林火災発生の多さなどに触れ〈北極では地球温暖化の影響がほかの地域に先駆けて現れている〉として、学者らの解析への熱意もにじませる筆致で興味深かった。

 「カナリア」はペットにもなる小鳥で美しくさえずるが、空気の「異常」に敏感に反応して鳴きやむ習性があることから、炭鉱などの坑道を先へ進む際に籠に入れられて運ばれ、有毒ガス検知のために用いられた。1990年代、猛毒ガスの危険性がある事件現場へカナリアが携行される実際のニュース映像も目にした。「人に危険を知らせる鳥」の代名詞だ。

 若者がこの比喩表現を理解するのかふと気になり、身内の在京高校生に尋ねた。「炭坑で使われたことは知っていた」と応じ「そのニュースの文脈を知りたい」と関心を示してくれた。君はどんな将来の社会を望んでいるか、また尋ねてみようと思っている。昨日、衆院が解散されて総選挙が近い。これからを生きていく世代に何とか資するためにも、われわれ年配者には政治を選ぶ役目がある。(谷)

こんな記事も読まれています

    •          苫小牧民報創刊75周年記念講演             豊丘村制施行70周年記念講演 入場無料 三國清三シェフ 「70歳からの挑戦」   講師 三國 清三 氏 日時 6月7日(土) 令和7年 開演15時

    • 2025年7月22日
  • テストフリー広告

       苫小牧民報社創刊75周年記念講演会 入場無料  【講師】アルピニスト 野口 健氏  【演題】富士山から日本を変える  ~山から学んだ環境問題~  日時・会場・申込・問合せブロック  2025年(令和7年)8月9日(土)

    • 2025年7月18日PR
    テストフリー広告
  • テストフリー広告

       <!DOCTYPE html>  <html lang=”ja”>  <head>  <meta charset=”UTF-8″

    • 2025年7月18日PR
  • TEST
    • 2025年7月15日
  • TEST
    • 2025年6月26日
ニュースカレンダー

紙面ビューアー