白老町高齢者大学(学長・安藤尚志教育長)の創立50周年記念式典と第38回記念学園祭が8日、町中央公民館で開かれた。学生ら約140人が式典に臨み、学園祭では各クラブのメンバーが舞台や作品展示で日ごろの活動成果を披露した。
記念式典では、安藤学長が、3月に発行した同大学の文集「老松第50号」に寄稿された学生の文章を引用し「半世紀にわたり、大学が町内の高齢者の学びの場として使命を果たしてきたことを改めて確認した」とあいさつ。大塩英男町長らが祝辞を述べた。遠藤克彦実行委員長(78)は、来春、旧社台小学校の校舎に大学機能を移転する話題に触れ「皆さんと新たな時代に即した大学をつくっていきたい」と語った。
学園祭では、各クラブがステージでコーラスや書道の実技、詩吟、カラオケなどを披露。器楽クラブは「花は咲く」など3曲を演奏し、裁縫クラブはファッションショーを繰り広げて大きな拍手を浴びた。ロビーでは陶芸や手芸品などの力作が展示された。