白老町のNPO法人しらおい創造空間「蔵」は12日、しらおい創造空間「蔵」を会場に「熱中小学校白老分校」第10期を開講する。各分野の専門家を講師に迎えて学ぶ場で、受講生を募集している。
第10期は2025年3月8日まで。月1回ペースで計6人の講師が登壇する。初回の12日は元白老町地域おこし協力隊員野田和規さんが、自然ガイドなど町内で経験してきたことを語る。11月の講師は十勝バス社長の野村文吾さん、12月はスポーツ大会企画運営会社代表の米司隆明さん。受講は「蔵」のほか、オンライン会議システム「Zoom(ズーム)」でもできる。
校長の毛笠史寛さんは「町内外で、さまざまな人たちが活躍していることを知ってほしい」と受講を呼び掛け、ワークショップや生徒同士が交流する事業にも取り組む考えだ。
授業料は半年間で一般と大学生1万2500円、高校生5000円。スタッフとして参加すれば授業料が免除される。企業・団体向けのサポーター枠もある。
申し込み、問い合わせは同分校教頭の米本さん 携帯電話090(6265)0157、メール(yonemoto_ch@yahoo.co.jp)。
熱中小学校は、各地の民間団体が運営し、一般社団法人熱中学園(東京)が運営を支援する社会教育プロジェクト。現在、国内19校、米国1校に拠点がある。白老は20年に江丹別(旭川市)と2拠点で開校し、23年4月の第7期以降は単独分校として活動する。