パリ五輪とやり投げ 中岡(なかおか) 伊知朗(いちろう)

  • ゆのみ, 特集
  • 2024年8月8日
パリ五輪とやり投げ
中岡(なかおか) 伊知朗(いちろう)

 いよいよパリ五輪が開幕しました。日本で期待の選手は多いですが、中でも女子やり投げの北口榛花選手に注目しています。というのも私は高校生の時、陸上部でやり投げをやっていたからです。経験者が少ない競技かと思いますので、少しだけやり投げのことを書かせていただきます。

 やりの重さは男子が800グラム、女子が600グラムで、実際に持つと意外なほど軽いです。1984年に男子で投てき距離104メートルの世界記録が出ましたが、飛び過ぎでやりが審判や選手に刺さる悲惨な事故も起きていました。このため、同年に飛距離が10%ほど短くなるよう、やりの重心位置の変更が実施されました。

 日本記録は男子が溝口和洋選手の87・6メートルで、89年から抜かれていません。女子は北口選手が昨年9月に出した67・8メートルです。ちなみに私は高校2年生時の39メートルがベストです。お話にならないほど差は大きいですが、これでも全道大会に行けたくらいですから、トップ選手がいかにすごいのかがよく分かります(比べるのも失礼ですが)。

 現在の公式世界記録は、男子が98・4メートル、女子は72・2メートルだそうです。女子の方が日本記録に近く、北口選手には将来的に世界記録更新も期待したいところ。今回のパリ五輪ではぜひ金メダルを取ってほしいです。やり投げ決勝は6回投げる機会がありますが、4回目以降を投げられるのは上位8人のみです。北口選手は世界選手権などで最終6投目に大逆転して優勝することが多いので、パリ五輪でも最後まで目を離さず、多少寝不足になっても(!)応援したいと思います。

 (苫小牧信用金庫人事部長)

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