白老町萩野の中村みな子さん(87)宅の庭で、園芸品種とみられるテッポウユリが大輪の花を咲かせている。草丈は約180センチ、花は成人男性のこぶし大で見応え満点。10日ごろまでに咲き終えそうで、町北吉原から毎日のように中村さん宅を訪れているめいの沢木征子さん(67)は「興味のある方は、ぜひ見に来て」と話している。
中村さんは17年ほど前に親族を頼って上川管内中川町から移住した。花と庭作りが好きで、ユリは3年前に町内のホームセンターで購入した。1年目は約1メートル、2年目は約150センチに成長し、今年はさらに30センチほど伸びた。ラッパに似た形の筒状の花が密集し、横向きに咲くさまは、防災無線のスピーカーのよう。
7月末ごろに咲き始め、見事な花ぶりに中村さんは「堆肥を与えただけなのに、こんなに咲き誇り、驚いている」と話している。