白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)エントランス棟で27、28両日、「北海道」の名付け親として知られる江戸幕末期の探検家、松浦武四郎とその古里である松阪(三重県松阪市)のPRイベント「松浦武四郎inウポポイ2024」が開かれる。
ウポポイを運営するアイヌ民族文化財団と松阪市、根室管内別海町の共催。パネル展示とミニ講座、松阪もめんコースターへのアイヌ文様刺しゅう体験―の三つのイベントがある。
パネル展示では、武四郎の北海道調査とアイヌの人々との交流、アイヌ語通訳として活躍した商人加賀伝蔵(別海町出身)の功績を紹介する。両日とも午前9時~午後5時。
ミニ講座は、松浦武四郎記念館の山本命館長と別海町郷土資料館の石渡一人学芸員が2人の歩みや功績についてそれぞれ講話する。山本さんは各日午前9時半、同11時40分、午後1時、同2時半、同4時半の5回。石渡さんは各日午前10時と午後1時50分の2回。
刺しゅう体験は、白老アイヌ協会の指導で各日午前10時半と午後1時半、同3時半の3回行う。各回先着10人。参加無料。