日本教育公務員弘済会北海道支部(札幌市)は22日、厚真町の厚南中学校(石崎和昌校長)に高速製氷機や経口補水液などを詰め合わせた熱中症応急セット(10万円相当)を寄贈した。同会の川上博参事ら2人が同校を訪れ、石崎校長に贈呈書を手渡した。
同支部のスクールアシストパック事業の一環で、冷却セットや熱中症計など10種類から学校が選んで申請した物を希望校に贈る取り組み。道内255校の応募があり、同校や厚真中学校など154校が選ばれた。
同校は、暑さで生徒が体調を崩した際、体を冷やすための使用を想定している。石崎校長は「いざという時に心強い。大切に使いたい」と感謝した。
厚真中央小学校(森晶子校長)にも24日、川上参事が同校を訪れ、「暑い夏を乗り越えてほしい」と善意を手渡した。セットは高速製氷機や保冷ジェルなど8品。受け取った6年生の日西優吾君(11)は「学校にクーラーが設置されるまで、これらを使って勉強や運動に励みたい」と感謝した。