白老町萩野39の国道36号沿いに、はりきゅう整骨院ボディーエイトが開業し、高齢者の利用が広がっている。圓成一生院長(50)は「地域に根差した整骨院でありたい」と話す。
老化に伴うフレイル(虚弱)や筋肉、骨の衰えからくる運動器症候群の予防を目的に、鍼灸(しんきゅう)とリハビリによる施術「はりリハ」を行う。はりを打ちながら筋力の訓練をする独自の施術法だ。月1回ペースで通う会社経営高田正樹さん(58)=町竹浦=は「痛みに寄り添った丁寧な施術をしてくれる」と信頼を寄せる。
圓成院長は空知管内の企業に勤務する傍ら柔道整復師、はり師、きゅう師の国家資格を取得。小樽市の病院の整形外科リハビリテーション科勤務を経て同市で独立した。白老での開業は、2018年9月の胆振東部地震の後、父親が町内に所有する別荘の管理で訪れたのがきっかけ。閑静なまちの雰囲気に引かれて物件を探し、4月に開院した。
圓成院長は介護・介助量の軽減を目指し、「けがなどをして来院する前に、丈夫な体がつくれるようにしたい」と話している。
営業時間は木~月曜午前9時~午後6時。水曜休院。問い合わせはボディーエイト 電話0144(82)7963または圓成さん 携帯電話070(7669)9885。