全国一斉の危険物安全週間(8~14日)に合わせ、苫小牧市消防本部はガソリン、灯油などの危険物を扱う事業所の設備点検や市民への注意喚起を強化する。
市内の石油コンビナートなど12カ所で立ち入り検査を展開。設備の安全対策や非常事態に備えた訓練の実施状況を確認するほか、ガソリンスタンド、タンクローリーの点検を進める。
市民も住宅敷地内に設置されているホームタンクや地下タンクの経年劣化、腐食による灯油漏れなどを防ぐために定期的な点検が必要。消毒用アルコールやマニキュアなど身近な製品も危険物に該当する場合があり、市のホームページやSNS、商業施設の店内放送などで注意を呼び掛ける。
同本部予防室の石川英樹室長は「危険物事故はヒューマンエラーと経年劣化によって発生する。日常的な点検や操作確認を心掛けてほしい」と話す。