子どもライブラリー 人情味あふれる物語 「ぼくは ぽんこつじはんき」/由美村 嬉々・文/山本 久美子・絵

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  • 2025年6月11日

 自販機の「ぼく」は海の見える土地に住み、熱々のうどんとそばを年中無休で提供している。親子連れにカップル、長距離トラックの運転手など、いろんな人が来る。でも、40年も働き続けているから故障が多く、みんなから「ぽんこつじはんき」と呼ばれている。

 ある日、ついにぼくのからだに「閉店」のお知らせが張られ―。

 秋田市内で稼働する自販機がモデル。多くの人が心のよりどころとする自販機を巡る、人情味あふれる物語。

 (あさ出版・1540円)

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