アイヌ民族の生活文化継承に取り組む一般社団法人アイヌ力(ぢから)は7月6日午後1時から、町高砂町の白老生活館で、先住民族の遺骨問題がテーマの記録映画「八十五年ぶりの帰還 アイヌ遺骨 杵臼(きねうす)コタンへ」の上映会を開く。
札幌市出身、在住の映画監督藤野知明さんが2017年に制作した。北海道大学医学部の研究者が1931年、形質人類学の研究目的で浦河町の杵臼共同墓地から12人の遺骨を持ち去った問題を扱った。
トークショーも行い、藤野監督と平取アイヌ遺骨を考える会の木村二三夫代表をゲストに迎える。企画した同法人事務局の担当者は「遺骨問題は人権に関わり、全ての人に考えてもらいたい問題。多くの人に見てもらいたい」と呼び掛ける。
参加費はワンドリンク付きで500円。申し込みは事務局の井上さん 携帯電話080(5459)7788、メールainugaku@gmail.com