白老町虎杖浜の庭園施設ナチュの森が、3月15日から開催している企画展「ナチュの森で縄文にであう展」の入場者が22日、累計1万人に達した。「森の工舎」2階の会場入り口でセレモニーが行われ、1万人目の入場者に縄文に関する書籍や土偶のミニチュアなどの記念品を贈った。
1万人目となったのは、苫小牧市旭町の会社員高本大貴さん(32)の長男旭ちゃん(2)。妻の恵里さん(32)、次男の晴ちゃん(2カ月)と家族4人で初めてナチュの森を訪れたという。
同森を運営する化粧品製造販売ナチュラルサイエンス(東京)の広報担当者、中川彰人さん(32)らが出迎え、中川さんから「1万人突破」と書かれたたすきを掛けられた旭ちゃんは「やったー」と笑顔。高本さんは「次男が生まれて初めての家族4人の外出で、こんなうれしいことになるとは」と驚きの表情を見せ、「これから会場を回って、(庭園でも)一日中遊ばせたい」と話した。
「縄文にであう展」は、これまで一日平均約140人の来場があり、ゴールデンウイークの5月4日には859人が訪れた。会期は9月30日までで、中川さんは「7月には国宝の『中空土偶』のレプリカも来る。複製でも国内に3体しかない貴重なものなので、多くの方に来てもらいたい」と呼び掛ける。来場者は累計2万人を見込んでいる。
同展は入場無料、午前10時~午後4時。水、木曜日は休み。