厚真町の初夏の一大イベント「第52回あつま田舎まつり」(町田舎まつり運営実行委員会主催)が22、23両日、表町公園を会場に開催された。町内外から大勢の人が来場し、ステージショーの見学やジンギスカンを味わったほか、中心部で田舎まつり音頭パレード、花火大会などの催しを楽しんだ。
初日は午後1時30分から、京町と表町の道道千歳鵡川線約200メートル区間で、田舎まつり音頭パレードが行われた。浴衣や法被を着た17団体の631人が田舎まつり音頭の音楽に合わせて中心部を練り歩き、沿道の町民らが声援を送る同まつりならではの光景が広がった。
同公園のステージでは、吹奏楽演奏や日本舞踊、キッズフラダンス、町出身のシンガー・ソングライター小寺聖夏さんのスペシャルライブなどが行われた。会場には、ジンギスカンや出店で購入した食材をこんろで焼いて食べる「草原焼き」が展開され、家族連れなどが思い思いの時を過ごした。午後8時から、花火大会となり、来場者は約1000発の花火を堪能した。
家族3人で会場を訪れ、抽選会で海鮮セットやクーラーボックスが当たった千歳市の小学5年生、斉藤優李君(10)は「クーラーボックスが当たってうれしい。キャンプで使用したい」と喜んだ。
2日目は、午前8時45分からステージで「第45回JAとまこまい広域豊穣(ほうじょう)祈願祭」を皮切りに、軽舞熱送り太鼓や幌内神楽のほか、「爆上戦隊ブンブンジャーショー」が実施され、子どもたちが歓声を上げた。
午後1時30分から、歌謡ショーとなり、千昌夫さんと亜留辺さんが、力強く伸びのある歌声を披露し、来場者から盛大な拍手を受けた。