登別市ののぼりべつアートプロジェクト(NAP、吉田幸恵代表)は30日午前10時から、同市のカルルス温泉や橘湖などを散策するイベント「カルルスを歩く」を開く。
湯治場として古くから親しまれたカルルス温泉の歴史や自然環境に理解を深めてもらうのが目的。
カルルス温泉に集合し、登別市教育委員会の学芸員、菅野修広さんの案内で、橘湖まで約5キロを散策する。午後1時終了予定。
にぎやかな登別温泉地区とは対照的なカルルス温泉地区は、閑静な山間の湯治場の情緒を色濃く残す。1957年に道内初の国民保養温泉に指定され、名湯百選にも選定されている。
吉田さんは「橘湖ではピクニックを楽しみ、森歩き後は温泉で疲れを癒やして」と呼び掛ける。
小雨決行で定員は先着10人(小学生以下は保護者が同伴)。参加費は1人500円。雨天時は29日午後に連絡する。昼食や飲み物、雨具、タオルは各自持参。歩きやすい靴や長袖、長ズボンで参加する。
NAPは、カルルス温泉地区の観光資源をアートの力で発信しようと2023年に設立した。母体は室蘭市内で活動する「ムロラン・アート・プロジェクト」で、昨年9月にカルルス温泉地区でステンシルを使い、登別の絵を描くワークショップを開催したのが始まり。NAPの取り組みは初めて。
問い合わせは吉田代表 携帯電話080(7967)6660、メールはアドレス(nasphappy0709@gmail.com)。