追分ハイヤー 運行再開 24日から3年ぶり 地域おこし協力隊隊員 菅原裕公さんが運転担当

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  • 2024年6月20日
追分ハイヤー 運行再開 24日から3年ぶり 地域おこし協力隊隊員 菅原裕公さんが運転担当

 安平町追分本町のタクシー会社「追分ハイヤー」は24日、町早来地区でのハイヤー運行を約3年ぶりに再開する。同地区では2018年9月の胆振東部地震後、同業者の廃業などによりタクシー空白地帯となっていたが、埼玉県から移住した菅原裕公さん(60)を町が1日付で地域おこし協力隊隊員に採用して同社に派遣し、運転担当とすることで再開が実現した。住民や来町者の移動手段の充実が期待されている。

 早来地区では、早来ハイヤーが長年営業していたが、人口減少や胆振東部地震などを背景に利用者が減少し、経営環境が悪化。19年3月に廃業した。追分ハイヤーが20年4月から同地区の運行を担ったが、周知不足やコロナ禍などを受けて採算が合わず、約1年で撤退。タクシー空白地帯となった。

 同町の人口は7317人(5月末時点)で、このうち同地区は4422人(同)。住民の公共交通手段は路線バスか町のデマンドバスに限られている。このため町は22年度、地域おこし協力隊の制度を活用したタクシー運転手の確保を決め、23年度に募集。菅原さんを採用し、同社に派遣した。

 菅原さんは滝川市出身。自動車メーカーの物流部門で長年勤務し、セカンドキャリアを見据えて2種免許などの資格を取得した。56歳で早期退職し、北海道で地域に貢献したいという思いから、同町の地域おこし協力隊に応募した。

 タクシーの運転は初めてで、現在、町内でPRチラシの配布や地理の把握に努めている。「特に高齢者のサポートができたらと考えている。病院や買い物に利用してほしい」と呼び掛けている。

 追分ハイヤーによる同地区の営業日は、月、金、土曜の週3日。予約制で運行時間は月曜が午前9時~午後7時、金曜と土曜が午前9時~午後9時。祝日は休業となる。運賃は初乗り600円から。町民は手続きすると、町内の移動で運賃の半額、町外の医療機関までの利用で往路片道の運賃を半額とする(月1回まで)町の補助を受けられる。

 町は8月まで、タクシーの運転を担当する隊員を1人募集している。任期は最長3年。隊員の増員や町民の需要増があった場合、平日の運行日を増やすことも検討しており、町政策推進課は「移住者の力を借りながら地域課題を解決し、運行体制を充実させたい」としている。

 問い合わせは追分ハイヤー早来営業所 電話0145(29)7045。

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