白老町の白老虎杖小学校(関東英政校長)の5、6年生計8人が18日、町虎杖浜の庭園施設「ナチュの森」を訪れ、同施設内で開催中の企画展「ナチュの森で縄文にであう展」を見学した。
ナチュラルサイエンスが招待し、社会科授業の一環で行われた。
同展を企画、プロデュースした高秀章子さん(58)が案内役を務め、児童たちは埋蔵文化財の土器や遺物約25点のほか、縄文人の暮らしの様子を説明する約50枚のパネルなどを見て熱心にメモを取っていた。
高秀さんは、ナチュの森周辺に広がる地域にも縄文時代の遺跡が幾つもあることを紹介。児童会の会長で6年の津幡龍志君(12)は「身近な地域に縄文文化があったことを知り、とても興味を持った」と話した。高秀さんは「縄文時代はまだ謎が多い。たくさん会場に遊びに来て、いろんな想像を巡らせてほしい」と呼び掛けていた。
企画展は施設内にある森の工舎で9月30日まで開催され、無料で観覧できる。7月13日以降は、中空土偶のレプリカを展示する。中空土偶は1975年に函館市南茅部地区(旧南茅部町)で発見され、2007年に国宝に指定されている。
ナチュの森の営業時間は午前10時~午後5時。森の工舎の開場時間は午前10時~午後4時。いずれも水、木曜日は休み。
問い合わせはナチュの森 電話0144(84)1272。