文化芸術イベント「飛生芸術祭2024」が9月7~15日の各日午前10時~午後4時、白老町竹浦の旧飛生小学校と周辺の森で開かれる。目つきの鋭い少女の作品などで知られ、国内外で活躍している現代美術家、奈良美智さんら、町内外の芸術家約30組のアート作品が公開される。入場料は昨年と同様、会場に募金箱を設置し、寄付制とする。
主催は町竹浦の飛生アートコミュニティー(国松希根太代表)。
同コミュニティーは1986年、国松代表の父、明日香さん(77)らが旧飛生小を複数の芸術家の共同アトリエとして設立したのが始まり。芸術祭は創作作品の発表の場として2009年から年1回、木造校舎の旧飛生小や周辺の森で開いてきた。森では森全体を一つの作品と捉え、作品を公開している。
今年は、出展作家の作品のほか、案内文も用意して来場者を迎える。風景の中にある輪郭(境界)を題材に彫刻や絵画を制作している国松代表、巨大壁画や泥絵などに精力的に取り組んでいる淺井裕介さん、古材やその土地にあるものを生かして独自の世界観を表現する石川大峰さんなどが出品。装飾小道具やオリジナルジュエリーを手掛ける苫小牧市出身の森千尋さんも出展する。
期間中の土、日曜日は森や作品を紹介するツアーを実施し、アート体験講座や飲食物の提供をする予定。
駐車場は無料。詳しくは同コミュニティーのホームページ(https://tobiu.com/)。